2015年3月26日木曜日

レクサスというラグジュアリー

レクサスはなぜあんなに高いのだろう?

このシンプルな疑問を持っている人は相当いるはず。
車好きじゃなくとも、レクサスは高級車という認識は広く浸透しているはず。
私ら夫婦もこの疑問を長年抱えたまま、解決もせずに放置していたのだけれど、先日ちょっと時間があったので解決すべくレクサスに立ち寄ったのです。

もう、真っ先に結論を言わせてもらいますよ。


サービスの質が値段を上げる!


これです。


では、順を追って。

時は遡ること 1990 年代、Japan Times の記事がレクサスオーナーの驚きの体験を紹介していた。
ざっくりした私の記憶を、さらにざっくりかいつまんで言うと。。。


  • 金持ちのアメリカ人がレクサス買った
  • ある日レクサスから電話がかかって来た
  • 「ちょっと不具合が起きる可能性があるので修理させていただきたい」と言う
  • 翌日レクサスの担当者が車を取りに来た
  • 数日後、隅々までピカピカに磨き上げられたレクサスが届いた
  • 修理代はもちろん請求されず


当時の私は「あ?普通じゃん?」としか思わなかったのだけれど、そのアメリカ人オーナーは「メルセデスだってここまでピカピカにはしてくれない」とか「対応の早さたるや、驚愕するレベル」的なことを語っていた。

でもやっぱり、日本じゃ普通だよね?
つーか、それリコールじゃね?

当時レクサスブランドはアメリカのみの展開で、2003 年より日本でもレクサスブランドが展開されるにいたる。

2003 年当時、私はトヨタのアルテッツァに乗っていて、まあそこそこ満足していたのだけれど、時代は流れ、若者は車から離れ、どのメーカーもこぞってミニバンだコンパクトだと似たような車ばかり作り、デザインは没個性的になり、私のアルテッツァも古びて来た 2012 年。
トヨタはアルテッツァにとっくに見切りをつけていたため、私が望むスポーティーセダンはなくなっていた
厳密に言うと、アルテッツァはレクサスの IS250 に変身してしまっていたと言うべきか。
ところがお値段も跳ね上がっていたのだから驚きですよ。
アルテッツァは 2002 年当時で約 300 万だったのに対し、IS250 は一番安いグレードでも約 440 万ですから、ちょっと腰が抜けますね。
フェアレディ Z 新車を余裕で買えちゃいますからね。


さて、レクサスショールームですが、シックな佇まいです。
なんというか、床は大理石、壁にべたべたとポスターを貼ったネッツトヨタとは大違いです。
商談スペースはパーティションで区切られていて、それとは別におそらくレクサスユーザー専用と思われる個室もあります。
ショールームには 5 種類のレクサスが展示されていました。
スポーツクーペの RC をじーっと見ていると、女性社員が「よろしかったら試乗車をご準備いたします」と声をかけてくれました。
どうやら試乗車も各種揃っている様子です。

肝心の車ですが、諸元表の数字以上の走り心地で、加速、減速時の挙動も非常にスムーズ。
難点はハンドルが軽過ぎることと、フロントグリルが好きになれないことくらい。
諸元表の数字だけ見ると、私の Z と同程度のエンジンスペックなんですけどねえ。。。
内装は段違いにゴージャスです。
内心、「こんなにゴージャスにしなくても。。。」ってレベルです。


さて、お見積額ですが、驚きの 700 万オーバー!


私が中古で買った約 250 万の Z とさほど違わないエンジンスペックですが、車の値段はエンジンスペックで決定されるわけではないと重々承知とはいえ。。。

「。。。へ?」


って感じで目が点になりましたよ。


でもね、担当セールスマンもきっとわかっているんですよ。
私ら冷やかしの客だってこと。
でも、一切手抜きをしない接客と、的確な説明。
しかも、出て来たコーヒーも美味しかった。

アフターケアが尋常じゃないくらい充実。


ちょっと無理矢理翻訳に例えて考えてみます。

例えば 1000 ワードの英文があったとします。
それを 1 万円でやりますという翻訳者と、3 万円でやりますという翻訳者がいたとします。
まあ、99% のクライアントが 1 万円の翻訳者に依頼するでしょう。

3 万円の翻訳者は絶対にタイポとか誤訳とかしません。
依頼を受けた段階で、フォントサイズまで細かく希望を聞いてくれます。
もちろん正確に英文を理解して、想定されるオーディエンスに最適な表現を選び抜いた翻訳です。
レイアウトも編集する必要がないくらいに完璧に仕上げられています。
しかも、指定した納期より 1 日早く納品されました。
納品後に「問題はありませんでしたか?」と気配りも忘れません。
クライアントから「ちょっと 1 か所だけ訂正したいんだけど」と言われても、快く追加料金なしでその日のうちに訂正します。(訂正箇所がほんのちょっとの場合に限りますよ!)
暑中見舞いやお年賀の挨拶メールもテンプレのコピペだけでなく、担当者への気遣いあふれるメッセージが添えてあります。

こうなると依頼したクライアントも「次に大事な案件が発生したら、ちょっと高いけどあの人にお願いしようかな」と心に刻み込まれますよね。


たぶん。


というわけで、レクサスでちょっと学んだ私はクオリティを上げるべく精進いたします。



残念なことに、試乗までしたのに全然欲しくならなかったことも記しておきましょう。