祝・くまモン復帰!
と言っても、今日は別府を推すのだけれど。
別府と言えば湯量日本一を誇る日本屈指の温泉街なわけだけど、海と山に囲まれた街の様子は「これぞ温泉!ザ・温泉!」という佇まい。
あちこちから立ち上る温泉の蒸気、鼻をかすめる硫黄の匂い。
目を凝らすと老朽部分が見え隠れするホテルや旅館の壁面。
九州人にとって別府は「典型的な世俗的温泉街」であって、「情緒漂う温泉街」というのとはちょっと違う。
私見だが、「情緒漂う温泉街」はおそらく黒川温泉とか湯布院温泉のことじゃないか?と思っている。
別府温泉(別府と一言で言っても、厳密には鉄輪温泉、明礬温泉などサブカテゴリが多々あるので、ここではすべてを集合的に総称して「別府温泉」とする)に足を運んだらぜひ地獄巡りをおすすめしたい。
昭和ノスタルジー漂うひなびた観光地なのだけれど、地獄自体は自然現象なので一見の価値があると思う。
海地獄や地の池地獄など、他ではなかなか見られない地獄が密集していて、中には間欠泉が吹き出す竜巻地獄なんてのもあって、ちょっとしたイエローストーン的スポットだ。
地獄巡りのリーフレット(PDF)はこちら
地獄には名物の温泉卵もあるので、見かけたらご賞味を。
最近は「地獄プリン」という新しい地獄スイーツも登場していて、これがなかなか美味しいのでこちらもぜひ食べて欲しい。
最近の別府・大分エリアは関アジや関サバなど高級ブランド魚あり、とり天あり、豊後牛あり、おいしい食事を堪能できるエリアなので健啖家の方にも満足していただけるはず。
ちなみに私は青魚が食べられないので、関アジのことも関サバのこともよくわからないのだが、かなりお高いということは知っている。
青魚が苦手という人でも、海に面した別府ではタイやヒラメなどの白身魚も楽しめるので、宿の予約の際に聞いてみるべし。
季節によってはフグが楽しめたりもするので、ネットでチェキラ!
別府温泉は昭和40年前後は人気の新婚旅行先だったらしいが、経済の成長とともに一時期低迷するものの、大分の一村一品運動あたりから徐々に盛り返し、今では多くの旅館やホテルがリニューアルしたりして、家族連れもカポーもおひとりさまも富裕層も庶民もみんなが楽しめる宿がよりどりみどりなので、毎回違う宿を選んでもエンドレスに楽しめるのではないか?と思う。
テレビでもお馴染みの杉の井ホテルは別府随一の巨大ホテルで、棚湯という絶景露天風呂が大評判。
温泉プールもあって、これが超オススメ!
夜はレーザーと音楽のコラボショーが見られるのだけれど、そんなことより夜景はきれいだし、塩分濃度が高いプールもあって、ここでプカプカ浮いているだけで汚れた心が芯から癒される。
最近心が荒んでいると感じる方は、プカプカして心をほぐしていただきたい。
杉の井ホテルのお食事はバイキングなのだけど、豪華なメニューがならんでいてコスパがかなり良い。
特に朝食は洋食のメニューが外資系一流ホテル並みに充実している。
このホテルのスタッフには外国人が多いので、必然的に外国人観光客も多い。
騒がしいのが苦手とおっしゃる方は、お風呂とプールだけでも利用できるので、お泊まりは静かな旅館を選んでみてはどうだろう?
アットホームな小さな宿から、皇室御用達の宿までいろいろな宿があるのできっとお気に入りが見つかると思う。
ちなみに、「皇室御用達」の宿に一度泊まったが、申し訳ないほど丁寧な接客でお・も・て・な・しをされるので、こちらも心が荒んでしまった方におすすめしたい。
もちろん、そういう宿はお高いということもお忘れなく。
最新の情報は各自ネットなどでご確認を!