くまモンに飢えてきたのでくまモン動画でしのぐ。
くまモンの復帰を今か今かと心待ちにしつつ、効果が期待できないステマ第2弾は大分編。
現時点で湯布院ICから日出(ひじ)ICまでの区間が通行止めになっているものの、このあたりは下道を通ってもさほど所要時間は変わらなし、山道といっても運転しやすい山道なので冬以外はむしろおすすめ(冬はよく凍結して通行止めになる)。
大分でおすすめしたい温泉、推し泉は九重町の長者原温泉、久住温泉、そして別府鉄輪(かんなわ)温泉。
★長者原★
まず、「九重」と書いて「ここのえ」と読む。
「くじゅう」ではない。
「くじゅう」は「久住」と書く。
ただし、山の「くじゅうれんざん」は「九重連山」と書く。
九州人でもこのあたりが難しく、「今度くじゅうに行こう」と言われるとどちらかわからない。
長者原は九重連山の麓の温泉地で、やまなみハイウェイ沿いに宿が点在している。
標高は1,000mくらいなので、夏に訪れると若干涼しい。
私は梅雨明けくらいを狙って「合宿」と称しては長者原温泉に泊まり、やまなみハイウェイ沿いをジョギングする。
やまなみハイウェイは高速道路ではないので、ちゃんと歩道もある。
ただし、歩道は狭いし、車は結構飛ばしているので注意が必要。
高原ということもあって、実業団の陸上部がトレーニングをしたりするらしい。
ただし、木陰がないので晴れた日のジョギングには帽子、サングラス、水分必携!
コンビニや自販機は皆無!
九重連山の登山口が近いこともあって、山登りの皆さんもこの辺りのお宿はよく利用されるらしい。
私が常宿にしていたのは花山酔というホテル。
こじんまりとしてビジネスホテルっぽいが、清潔感があってリーズナブル。
お湯は硫黄泉の濁ったお湯で、体に良さそう感が満点。
山登りは無理!という方にはタデ原湿原の散策をおすすめしたい。
大きな湿原にはボードウォークがあって、結構な距離歩ける上に、何といっても絶景。
Windows XPの壁紙の世界が広がる晴れた初夏の来訪がおすすめ。
夜は満点の星空が広がるので、天体望遠鏡をお持ちの方は忘れず持参いただきたい。
★久住★
久住は九重と阿蘇の中間地点に位置する。
地図では上から九重、久住、阿蘇の順番。
久住へのアクセスは大分道から行くもよし、阿蘇からやまなみハイウェイをドライブするのも絶景が楽しめるのでレンタカーを借りてでもぜひ!
熊本地震の前の週に久住に行ったのだけれど、久住温泉から東へ20km程行った竹田市に岡城跡という史跡があり、文字通りお城の跡なのだが、石垣しか残っていない。
ただ、この石垣が見事な上に、山城なのでまさしく天空の城。
下から見上げても圧巻だけど、城趾から見下ろした景色も絶景。
とにかく騙されたと思って一度足を運んでいただきたい。
私はものすごく感動した。
久住は誤解を恐れずに言わせていただくと、「ちょっと意識高い系」な場所だと思っている。
最近、夫の従姉のアーティスト夫婦が移住してカフェ&ギャラリーを開いたので尚更そう思うのだけど。
長者原といい久住といい、雑音がなくて鳥の声や風の音が耳に心地よい環境。
ネット環境に問題がなければ、私も移住したいと一瞬だけ思うのだけれど、コンビニは皆無。
冬は雪が積もって道が凍るとなると、ちょっと移住はできない。
宿が密集している黒川温泉と違い、宿はぽつぽつと点在している感じ。
どの宿もおそらくすごく景色がいいはず。
私が泊まったガンジーホテルも視界にペンションが入ってしまうことを除いては、遠くに阿蘇が見え、クヌギ林に囲まれた静かないいホテルだった。
食事も新鮮な野菜や豊後牛を使った和洋折衷のコースで、健啖家の方には到底足りない量だが、味は文句なしだった。
久住では地ビールも作っているらしく、結構なお値段だけど美味しかった。
また、久住ワイナリーというワイナリーも近くにあって、試飲して買うことができるのでドライバーを確保したらぜひ足を運んでいただきたい。
リーズナブルなお値段だったので、私もピノノワールとシャルドネを1本ずつ買った。
サポート制度というのか、年会費¥15,000を払うと春にワインが送られてくるらしい。
オンラインストアもあるので、遠方の方もぜひお試しいただきたい。
九重・久住エリアには花や紅葉が楽しめる場所が多くあるらしく、私の父は春と秋は毎年のように訪れているらしい。
九酔峡というところが紅葉の季節は絶景らしいのだけれど、おそらく字面から判断して峡谷じゃないかと。
他にも牧場が多く、ジャージー牛乳が特産なので、牛乳はもちろんヨーグルトやソフトクリームも有名。
ヨーグルトはちょっと驚く価格設定だが、ほっぺたが落ちる程美味しいのでお財布に余裕がある方はお試しいただきたい。
長くなったので、別府鉄輪温泉は次回たっぷりと紹介したい...というほどの情報はないのだけれど。