2016年5月24日火曜日

ステマしまーす!〜その4〜

黒川温泉に行ってきた!

厳密に言うと黒川温泉の近くの飛瀬温泉という所で、国道を挟んで向かい側のエリアにある温泉なんだけど、集合的に今回は「黒川温泉」として話を進めたいと思う。

まず、黒川温泉湯布院温泉は九州でも大人気のスポットで、街を挙げて温泉の魅力をアピールし、国内外の観光客の誘致に大成功をした温泉地である。
そのため、週末ともなると大勢の観光客でにぎわい、人気の宿は早めに予約をしないとなかなか予約が取れない。
特に、離れ形式の宿や客室にお風呂がついた宿は、総数が少ないこともありすぐに満室になってしまう。
黒川温泉は狭いエリアに旅館が密集しており、各施設の部屋数があまり多くないため全体としてもキャパが限られている。

ところが熊本地震の影響でキャンセルが相次いだ熊本、大分両県の温泉旅館。
黒川温泉ですら、1週間前に予約した時点で満室の旅館はなく、空室がかなり多い様子。
静かな環境でのんびり過ごす週末をテーマに、離れ形式で客室にお風呂が付いた宿を探したところ、いくつかある中でも比較的リーズナブルな料金の天河山荘をチョイス。
全6室がすべてお風呂付きの離れで、大浴場はないものの貸し切り家族風呂が2つあり。

前日にGoogleマップと熊本県の道路情報サイトでルートを調べたところ、片側通行の規制はあるもののこれまで通ったことのない八女経由のルートを通ることにした。
まず驚いたのは高速が日曜日にも関わらず、ガラガラだったこと。
いつも行く手を阻む観光バスが皆無と言ってもいい状態。
途中立ち寄ったSAには、正午近いというのに観光バスの姿はなく、一般車両の数もいつもの半分ほど。
八女から小国への国道442号線は「落石注意」の看板が目立っていた。
実際に直径1m弱の落石が路肩に残っていたりして、ちょっとハラハラしながらの運転。

チェックインの前に黒川の温泉街に立ち寄ってみたが、ここはさすがに駐車場が満車でスルー。
満車と言っても、元々のキャパが少ないので仕方ない。
歩いている観光客の姿はやはり少ない。

国道442号線から南の方向へ曲がって、看板の案内に従って進むと。。。

こんな道になって

こんなところを抜けて。。。


サイトにも「道が狭い」という注意事項が書かれていたが、予想を上回る狭さ。
車の運転が苦手な方は、狭い道の運転の練習をするか、コンパクトカーで行くか、なんなら黒川温泉の共同駐車場に車を停めて、宿に送迎をお願いしてみてはどうだろう?
ちなみに、私の感覚ではハマーなら無理だろうが、日本車なら問題なく通れると思う。
早めに宿に着いたので、散策でもしようかと思っていたら仲居さんが出迎えてくれて、チェックイン完了。

今回のお宿 天河山荘

昔の農家を思わせる土間風のロビー
無料でコーヒー、麦茶、地酒をいただける

小国の地酒(甘口・辛口)


山の斜面にある宿なので、バリアフリーとは程遠い

客室のお風呂の外は森

バルコニーも広々
温泉で読む『テルマエ・ロマエ』


これで1泊¥20,000ほど(プランにより若干異なる)だから、かなりリーズナブル!
とにかくこの山の中には他に宿がないらしく、窓の外は万緑。
聞こえて来るのは鳥のさえずりと葉擦れの音だけ。
ただし、虫が多いのでうちわをご用意いただくと便利だと思う(虫除けスプレーでは役に立たないタイプの虫が多いので覚悟のほどを)。

お風呂は源泉掛け流しで、温度もちょうど良かった。
お風呂で温まっては、バルコニーで風に当たって涼み、足先が冷えてきたらまたお風呂に入るをエンドレスにリピートしてしまった。
わずかにぬるぬるしたお湯で、かすかに硫黄の匂いがした。
部屋は8畳の和室と10畳の和室にセミダブルサイズのベッドを2台置いた和洋室タイプ(厳密にはどちらも和室だが)。
大きなこたつがあり、予備の布団もあったので4、5人の家族でも十分なスペースだと思う。
ただし、写真にもあるとおりとにかく坂と階段だらけなので、高齢者がいるご家庭にはおすすめできないのが玉にキズだ。