2016年4月5日火曜日

さが桜マラソン2016 〜その2〜

お祭りは楽しんだ者勝ち。


コースマップ

9時に陸上競技場前をスタートし、Eブロックのランナーがスタートラインを通過したのは8分後。
まず安全のために周りのペースに合わせてペースメーカーになりそうな人を探す。
序盤10kmちょっとは市街地を走る。
佐賀県庁の周りの桜を眺めながらも、この10kmはファンランのランナーが追い上げてきて人と人の間を縫うように走るので、周囲の気配にも注意しつつ、衝突しないように走らなくてはならないので、ペースを維持するのもちょっと大変。
どうせなら、彼らもフルを走ればいいのだよ。
フルの先頭集団の中に、マントを着けて走る知人を発見したので大声で声援を送る。

ファンランのランナーがいなくなると、全体のペースが安定するはずだけど、今年は暑さのせいかペースが上がらない人もいたり、敢えて抑えめで走っている人もいたりで、昨年より渋滞気味。
予定より15秒ほど速いペースで走っていたが、GPSウォッチで何度も確認するのも面倒なので、吉野ヶ里までは感覚的に「心地よいペース」で走ることにした。

12km地点あたりに係留された気球を眺めながら、かなり高めの気温で汗がたくさん出るものの、曇っているので去年よりは辛くない。

12km地点あたりからみた気球


写真で見ると「どんより」しているけど、走る方からするとこのくらい「どんより」じゃないと42kmも身が持たない。
10kmを過ぎると時々歩く人も出てくる。
13kmあたりで最初の給食(バナナ)をもらい、トイレに数分並ぶ。
並んでいる間にストレッチをしながら、「そうだ、今日は本格的に痛み始める前にこまめにストレッチをしよう!」と思いつく。
実にいい考えのはずなんだけど、これが後で。。。

うっすらと陽が射し始めて、暑さを覚悟しつつも首に巻いていた手ぬぐいをかけ水で十分に濡らして首を冷やす。
昨年10月のハーフマラソンで濡らした手ぬぐいが大活躍だったので、今回も手ぬぐいを首に巻いていた。
給水の度に手ぬぐいもびしゃびしゃに濡らして熱中症対策。
神埼に入り、18kmあたりで太ももが張ってきたので、一旦コース脇でストレッチ。

右太もも前部を伸ばし、左太もも前部もぎゅ〜っと伸ばし。。。ピキーッ!!!


あ。。。しまった。。。筋が。。。
えーーー!!!!
あと20km以上あるじゃん!
なにやってんのぉぉぉぉーーー!!!


と心の中で叫んでも時すでに遅し。


いや、気のせい、気のせい。
さあ、よく伸ばしたことだし、走らなくちゃね♪


い。。。痛い!!
左の足首、完璧に筋伸びちゃってるじゃん!!!
すごい痛いじゃん!!!!


シューズの紐がキツ過ぎるのかもよ?
ちょっと落ち着いて、一旦紐を結び直そう。
うん、うん、それがいい。
急がば回れ。
コース脇の縁石に腰掛けて、紐をちょっと緩めて結び直す。
さあ、気を取り直して走ろ♪


ちょ。。。いってえええええー!!!!


お、落ち着け。
ちょっと右に体重をかけて、ペース落とそう。

マズいことになった。
実にマズいことになった。
初のハーフマラソンの4日前にかる〜い肉離れやったときより、おそらくこっちの方がマズいことはバカな私にもわかる。
「途中リタイア」が頭をよぎる。

とにかく冷やせ!
そうだ、冷やすんだ!

給水所で足首にじゃんじゃんかけ水をする。
「冷えるかも?」とかお構いなし。
痛いんじゃ!
走れないくらいに痛いんじゃ!
いや、走れてはいるけど、眉間にしわが寄るくらい痛いんじゃ!

不思議と水をかけるとしばらく痛みが引くので、「かけ水アイシング作戦」を続けて、吉野ヶ里までは頑張ることにした。
なぜ吉野ヶ里か?

どうしてもそうめんとぜんざいが食べたかったから。